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zoom RSS 白銀の蝉

<<   作成日時 : 2008/07/29 10:32   >>

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日本全国“夏休み”だ。
夏休みの宿題を8/30まで引き延ばした挙句
父親に張り倒され、母親に罵倒され
涙を流しながら夜通し宿題をヤッタ想い出を持つ者です

今だから笑って回顧出来ますが当時は本当に辛かったな。
母親が夜中に電気を点けると父親が怒り出すので
小さな電気の明かりを点けて眠りそうになるオレを
竹の物差しで引っ叩きながら、ヤッタ宿題の事は未だに忘れられないね。

さて、ど〜してこんなになるまで宿題を放置していたか?

答えは簡単“遊び過ぎ”の一言に尽きますね。
この宿題放置事件が起きたのは少し遡った小学3年生の時。
もし、約40日間の休みを大人に与えたとしたら?
皆さんはどんな風に過ごすと思いますか?

人間と言うのは究極のご都合主義で形成されている。
40日間もの休みをポンと与えられて規則正しい生活が送れる輩は
余程、意志が強いか?生活に刺激が少ないか?のどちらかだ。
普通の感覚の持ち主であれば自分に対しての不都合な事は
出来るならば回避したいと思うのはこれ摂理。

そうは言っても大人になってくるとそれなりに先の事も考える。
故に大きな障害も発生しないのだが
この場合はあくまでも対象は“ガキ”。
それも調子付かせたらどこまで行ってしまう性格の持ち主。
こんなガキが規則正しい生活等送れる訳も無い。

そう鑑みると
オレは小学生の時に既に自堕落と言う禁断の蜜の味を知っていたのかも知れない。

さて、この自堕落ガキの夏休み中の基本的な暮らし振りはこうだ。
朝、起きて何をする訳でもなくマッタリと過ごす。
過疎化の進む地方のガキであれば“夏休みの朝=ラジオ体操”となるのだが
名古屋の中心地に住んでいたオレの地区ではそんな風習は無かった。
なので、朝はダラリっと起きて母親が作ってくれる朝飯を食べながら
母親の「涼しい内に宿題でもしなさい」との言葉に「もう終わった」と軽くウソをついていた。
この軽くついていたウソが後々ヘビーな事になる事にも薄々気付いていながら…

母親が内職を開始するとオレはテレビの前に直行し電源オン。
昔って夏休みの間は朝から昼頃までアニメや特撮物を放送していた。
これを毎日、ボケ〜っと見る。
この間、愚弟は宿題をしていたがオレは意に介さず黙々とテレビを見続けていた。

テレビが終わると内職に忙しい母親に昼飯の催促をし
充分に空腹を満たす事が出来たら、今度は学校に出掛けて行った。
学校のプールを利用する為だ。

当時の小学校のプールは午後から開放されていた。
生徒達が午前中に勉強をし、午後からは息抜きに学校のプールを利用出来る。
昔の学校は生徒達に粋な計らいをしてくれていたモノだ。

…で
オレは仲間達と学校から下校指示が出るまでプールで所狭しと遊び呆けていた。
散々遊んで家へ帰り夕飯に有り付く。
普段であれば風呂屋へ行くのだがプールに行っているので
風呂屋へ行く必要性を感じなかったのでここで仮眠をとる。
仮眠と言っても既に夕飯も食べ終わっている時間帯。
普通に寝ても良いのだが、自堕落ガキの夏休み時間はこれからなのだ。

仕事の帰りの遅い父親が帰ってくる。
その慌ただしい雰囲気に目覚める。
そして出掛ける準備をする。
父親が半ば呆れ顔で「こんな時間にどこ行くんだ?」と聞いてくる。
オレは「神社」と言い残して家を出て行った。

“草木も眠る丑三つ時”は何も幽霊達の専売特許の時間帯ではない。
どこからともなくワラワラ〜っと集まってくる子供達。
子供達の手には懐中電灯が握られている。
子供達が向かう先は夏祭りでもお馴染みの神社。
この神社で一体何をするのか?
“蝉取り”である。

蝉取りと言っても成虫では無く幼虫。
長い年月地中で暮らし、羽化する為に地上に上がってくる。
オレ達が狙う蝉とはこの地中に上がってくる蝉なのだ。
ホラ、“蝉の抜け殻”ってよく見るでしょ?
その抜けていない状態の物をGETするって訳。
この抜けていない蝉は夜中にしか活動しない。
そこで草木も眠る丑三つ時の出動となる訳です。

懐中電灯片手に神社の地面をくまなく探索する。
少しばかりポコリと丸く膨らんだ地面を見付けたら待機する。
暫く待っているとそのポコリから蝉の幼虫が
長い地中生活を終えて地上に顔を出してくる。
そこをすかさず捕まえて虫カゴに入れる。
一匹でも捕まえたら速攻撤収をする。
撤収後にも仕事が待っているからだ。

自宅に戻り、カーテンや適当な場所に採って来たばかり幼虫をくっ付ける。
そして…神秘のショーが始まるその時をまた待つ。
蝉の羽化って本当に美しい。
その体は白く透き通ってと言うよりも銀色に近い。
幼虫から成虫になる一部始終を時を忘れて見ている。
観察ではなく、ただ単に見ている…そんな感じだ。

この神秘のショーが終わるとオレの一日も終わる。
それを40日間、ほぼ連日ヤッテいた。
そりゃ、宿題なんて出来る訳ないよな

夏休みと借金は計画的に…と言うお話でした。。。

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