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zoom RSS 仁義なきヒマ潰し 第一章

<<   作成日時 : 2009/04/15 10:03   >>

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「さぁ〜行こうぜ

オレ達は既に妙な期待感に支配されていた。
別に喧嘩をしに行くつもりは毛頭無く
ただ純粋に遊び相手を見付けに出掛けて行くつもりだった。

“M小学校”はオレの町の隣町にある学校。
実はオレの住んでいる地域はその線引きのギリギリで
オレの家から路地を二つ三つ越えれば既に学区外となりM小の学区となる。
それ故、時々見掛ける顔も多々あった。

ま、見掛けるっても別に何かを話す訳ではないし
向こうも気にも掛けてはいないだろうが
かつて空瓶拾いに興じていた時に
「オマエ、何やってンだ?」と
明らかに上級生であろう人間に声を掛けられた事がある。

当然、「瓶拾って小遣い稼ぎ」とは言える訳も無く
適当にお茶を濁して帰ったのだが
その後、その周辺で空瓶を拾う事が困難になった。
その上級生達が拾い出しているに違いは無かったのだが

「ここはオレの縄張りだぞ」と言った所で所詮は悪事。
事を大きくする気も無かったし、他にも穴場は熟知していたので
その場所からは手を引いていたのだが…

「なぁ〜」

少し前の事を思い出しながら歩くオレにダチが声を掛けて来た。

「はぁ?」
「M小ったら、結構ヤバいンだろ?」
「何が?」

ダチの危惧は大凡理解していた。
実はM小の高学年は隣接する中学校の生徒達とツルんでいて
オレ達が普段ヤッテいる事の数段上の悪行を働いている
…と言うのが、オレ達の間では実しやかに伝わっていた。

「イザってなったらサ、中学生が出て来るンぢゃないのかな?」
「イザねぇ〜」

冒頭でも書いたがM小の連中と喧嘩をするつもりは毛頭無かった。
“みんなで仲良く”とまでは思わなくても
同じ思いを持っている連中と情報交換や意見交換をしようかな?
そんな程度の思いで出掛けているつもりだった。

「別に喧嘩をしに行く訳ぢゃないだろ?」

オレはダチに諭す様にこう言った。

「だけど、向こうはそう思わないかも知れないだろ?」

確かにそうなのだが
だったらハナっから行かなければ良いと言う本末転倒の結論が待っている。
オレはダチに「大丈夫だろ」と言うしか他は無かった。

そして…歩く事、数十分。
オレ達の眼前にはM小の校門が映り始めていた。

「さ〜て、どうしたものか?」

校門を見ながら思案するオレ達。
そんなオレ達の後ろから声を掛けて来る輩がいた。

「浅井だろ?」

オレの名前は誰もが知っている訳ではない。
勿論、他の学校の生徒が…
オレはその言葉の主を探す様に振り返った。

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