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zoom RSS 仁義なきヒマ潰し 第二章

<<   作成日時 : 2009/05/25 10:48   >>

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他人に声を掛けられた場合にハッと振り返る
これは人間の正しい社会行動学の一つである。
そして、振り返った先の人間を判別する。
自分にとってどんな人間であるかを…

「浅井だろ?」の言葉に振り返る。
その言葉の主をオレは記憶している。
幼稚園時代、一緒だった“京二君”だ。

「“京ちゃん?”」
オレは幼稚園時代とは完全に風貌の変わった彼に
問い質す様に聞いてみた。

「そうだよ、面影あるだろ?」
「全く無いよ」
「それにしても久し振りだな?元気してたか?」
「うんっ、京ちゃんは?」
「元気だよ」

そんな旧交を温める二人にダチがオレに言葉を掛けて来た。
「誰?」と…
オレは掻い摘みながら京ちゃんの事を話をした。

「浅井って●小だろ?」
「うん」
「何でウチの学校に来ている訳?」

どうやら京ちゃんはM小に通っているらしい。
オレは暇潰しの事を包み隠さず彼に話をした。

「ふ〜ん。面白い事やってンだな?」
「面白いかな?」
「普通、暇している仲間を探しに他校に来ないって」
「そう・・・かな?」
「そうだって」

京ちゃんは笑いながら答えてくれ、そして・・・

「俺のクラスにも暇している奴はイッパイいると思うから一緒に遊ぼうか?」
「ホント?」
「ああ、今から聞いて来てやるよ」
「ありがとう」

踵を返す京ちゃんの後姿を見送りながらオレはダチにこう言った。
「イッパイいるってよ」と…

そして…
京ちゃんは何人かの友達を連れて来てくれた。
その内の一人を見るやいなやダチがオレの耳元でこう囁いた。

「あいつ…佐川だぞ」
「佐川?誰?」
「この前、●●駅で喧嘩していた奴だって」

このダチは一体どこでそう言う情報を入手してくるのだろうか?
普通、他校の奴が喧嘩したなんて情報は入って来ないと思うのだが
それが証拠に京ちゃん以外はオレは全くの初対面だった。
それに喧嘩していようが何をしていようがオレとしては
今、楽しかったらそれで良い程度にしか考えていなかった。

「オマエ、京二の友達だって?」
佐川であろう人物がオレに声を掛けて来た。
「こんにちわ、浅井です」
オレは普通に挨拶をした。
「俺、佐川って言うんだ宜しくな」
ダチからの強面情報とは裏腹に普通に挨拶してくれた。
オレの中では『普通じゃん』と言う思いが生まれていた。

「で…何しようか?」

京ちゃんが声を掛けて来る。

「別に何も考えてないよ」
「だったら大須行こうか?」
「良いよ」

大須…今でこそオタクの殿堂街の様に呼ばれているが
かつての大須は言いたくないがスラム街だった。
オレは家が近かったと言う事とギターの弦の買い出し等で
良く訪れていたのだがオレのダチはあまり行った事が無かったらしい。
興味はあるが触れてはいけない…かつてはそんな禁断の場所だった。

オレと仲間達。
そして京ちゃんと仲間達。
総勢10人はその禁断の地を目指し歩き出した。

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