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zoom RSS 祭りばやしが聞こえる

<<   作成日時 : 2008/07/17 10:09   >>

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暑い季節がヤッテくるといつも思い出す事がある。

オレが住んでいた地域には結構大きめな神社がある。
この神社の夏祭りはオレ達ガキにとってはビックイベントで
学校の登校時にはまだ空いていない屋台を見て
下校時には必ず神社に立ち寄って一頻り遊び
家に帰ってランドセルを置いたらまた遊びに行く。
祭りの間は毎日がこんな調子だった。

祭りに遊びに行くと言っても金を使う訳では無い。
勿論、無一文と言う訳では無いのだが
所持金は高が知れている。
だが、祭りに行けばかなりの高確率で知り合いに会う事が出来る。
要するにその知り合いに寄生するのだ。

寄生する相手は誰でも良かった。
“同級生”
“近所のおばさん”
“校外見回りの先生”
兎に角、誰にでもくっ付いて行く。

「オマエ等、またいるのかよ?」
「アンタ達、お母さんに言い付けるよ」
「今日は見回りに来ているだけだ」等と言われても執拗に寄生する。

今、考えてみれば本当に“ヤ”なガキである。
それでも何とか寄生していれば、それなりにお零れにあり付けた。
そんな時代でもあった。

祭りの期間は10日間。
最後の3日は町内上げて提灯を飾る。
勿論、我が家もご多聞に漏れる事無く提灯を飾った。
飾る提灯は紅白の小さなモノを町内会から配られる竹竿に飾る。
気分は短冊を提灯に代えた七夕と言った具合だろうか?

この日はオレ達も神社には行かずに
家の前で風流な夕涼みと洒落込んでいる。
外に出された縁台に座り、母親が用意してくれた浴衣を着て素麺を食べる。
数少ない我が家の夏の娯楽でもあった。

普段は仕事で帰りの遅い父親もこの日ばかりは早く帰って来る。
それも手には“花火”を持って…
オレ達はバケツの中にセットした蝋燭で花火を楽しむ。

夕飯も終わり花火も終わると父親がオレ達にこう告げる。
「神社行くか?」

この日ばかりは誰にも寄生しなくても良い。
父親がポンと気前良く小遣いをくれる。
オレ達はその小遣いを駆使して縁日屋台を満喫する。
普段はあまり接触の無い父親がとても近く思える瞬間でもあった。

そして・・・祭りが終わる。
翌日、登校時に神社に行くとあれ程賑わっていた屋台も片付けられている。
残っているモノは祭りの残骸ばかりだ。

その祭りの残骸が神社から消える頃、
神社には夏の盛りを告げる蝉が現れる。
また暑い夏が本格的にやって来た。。。

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